事業計画書の核は、数字より「なぜやるのか」の一本の線
代表・原本は起業した直後、事業計画書が何なのかまったく分からず、検索して出てきたテンプレートの空欄を一つずつ埋めていきました。当時は体裁を整える事務作業だと思っていましたが、今は、書類の目的そのものを取り違えていたと振り返っています。
事業計画書の本質は、熱意を伝えることです。なぜ自分は起業したのか、なぜこの事業をやりたいのか、この事業を通じて何を成し遂げたいのか。この3つをストーリーとして話せるように整理することが核で、融資でも補助金でも、書式が何であれ変わりません。
ストーリーにするには、4つの要素を一本の線でつなぎます。何に課題や違和感を感じたかという「きっかけ」、なぜこの事業を選んだかという「動機」、そのために何を調べ何をしてきたかという「行動」、最終的に何を成し遂げたいかという「ゴール」。つながっていれば、数字を厚く盛らなくても本気は伝わります。
起業前の売上予測は当たらない前提のものなので、数字の精度を上げるのはストーリーが固まってからで構いません。書き出して言葉に詰まる箇所こそ、まだ言語化しきれていない部分。この書類は他人のためだけでなく、自分のためにも書く価値があります。
