この記事の要点
成果が出る交流会の選び方は、①どんな参加者が来るか、②決済者がどのくらいいるか、③参加費が安いか高いか、の3つの観点で見極めることです。交流会は玉石混交で、「安いから」で選ぶと空振りが続きます。参加前に案内文や実績から3つの観点を確認し、選んだうえで目的を持って参加すれば、交流会は今でも十分に有効な手段になります。
起業したばかりの頃、私はとにかく安い交流会を見つけては、片っ端から参加していました。人脈もお金もない中で、「まずは数を打とう」と考えていたのです。ところが、いくら通っても手応えがない。名刺だけが増えていく——そんな日々が続きました。今振り返ると、失敗の原因は交流会そのものではなく、「どの会に出るか」をまったく選んでいなかったことにありました。この記事では、代表・原本の体験をふまえて、成果につながる交流会を見極めるための3つの観点を、正直にお話しします。
交流会は、どれに参加しても同じなのか?
いいえ、まず大前提として、交流会は玉石混交です。同じ「交流会」という名前でも、集まる人も、目的も、得られるものもまったく違います。それなのに、起業当初の私は「とにかく安い会」ばかりを選んでいました。コストを抑えたい気持ちは当然でしたが、目的も相手も場も選ばずに参加していたのですから、成果が出なかったのは今思えば当たり前でした。
大事なのは、参加する前に「この会は自分の目的に合っているか」を見極めることです。交流会そのものがダメなのではなく、選び方と使い方で成果が大きく変わる。では、何を基準に選べばいいのか。私が意識するようになったのは、次の3つの観点でした。
見極めの観点①|どんな参加者が来る交流会なのか?
一つ目は、その会に「どんな人が集まるか」です。これがいちばん重要かもしれません。交流会の案内には、たいてい対象や参加者層のヒントが書かれています。経営者が多いのか、フリーランスや副業層が中心なのか、あるいは特定の業界に特化しているのか。自分が「誰とつながりたいのか」を先に決めておけば、その人たちが集まりそうな会かどうかで、参加の判断ができます。
私の場合、協業できる相手や、志・ビジョンを持って事業を語れる人とつながりたいと考えていました。だから、ただ人数が多いだけの会よりも、そういう人が来そうな会を選ぶようにしたのです。逆に言えば、どんな人が来るのか想像もつかない会は、参加の優先度を下げていました。
見極めの観点②|決済者はどのくらいいるのか?
二つ目は、「決済者がどのくらいいるか」という観点です。これはビジネスとして交流会を使うなら、外せないポイントです。どれだけ良い出会いがあっても、相手に決める権限がなければ、話は前に進みません。担当者どまりの会と、経営者や決裁権を持つ人が集まる会とでは、生まれる結果がまったく変わってきます。
もちろん、決済者ばかりを狙って売り込みに行け、という意味ではありません。ただ、自分の事業のフェーズや目的によっては、「誰が意思決定できる場なのか」を意識して会を選ぶことが、時間を無駄にしないために大切だということです。
見極めの観点③|参加費の金額は安いか高いか?
三つ目は、「金額」です。身も蓋もない言い方ですが、参加費が安い会と高い会では、集まる人の層が変わる、というのが私の経験則です。安い会には気軽に人が集まりますが、そのぶん目的意識のばらつきも大きくなります。一方、参加費が高い会には、そこにお金を払ってでも来る、それなりの覚悟や目的を持った人が集まりやすい傾向があります。
ここで誤解してほしくないのは、「安いからダメ、高いからいい」という単純な話ではない、ということです。安い会にも良い出会いはありますし、高ければ必ず成果が出るわけでもありません。大切なのは、金額を一つの手がかりとして、「その価格帯にどんな人が集まるか」を想像することです。起業当初の私は、金額の安さだけで会を選び、そこに集まる人の層をまったく考えていませんでした。だから空振りが続いたのです。
3つの観点を、こう使う
①どんな参加者が来るか、②決済者がどのくらいいるか、③参加費が安いか高いか。この3つを、参加を決める前に案内文やこれまでの実績から確認する。すべてが完璧に分かることは少ないですが、「なんとなく安いから」で選ぶのと、3つの観点で見比べて選ぶのとでは、当日の成果がまるで違ってきます。
選んだ交流会には、どう参加すれば成果が出るのか?
会を正しく選べたら、次はその会にどう参加するかです。どれだけ良い会を選んでも、ただ無差別に売り込むだけでは成果は出ません。私は、交流会には必ず「目的を持って」参加すると決めています。協業できる人を見つける、人脈を広げる、自分の事業をテストマーケティングして反応を見る——こうした目的があると、誰と何を話すべきかが自然と絞られ、無駄な売り込みをしなくて済みます。
そしてつながる相手も選びます。人と人をつなごうとする人、準備や片付けを手伝う人、困っている人を助ける人——いわゆるギバーや、「なぜその事業をやるのか」を語れる志のある人。こういう相手とこそ、長い目で見た関係を作る価値があります。会の選び方と、当日の使い方は、両輪です。詳しくは交流会が「意味ない」と感じる本当の原因にも書いていますので、あわせて読んでみてください。
まとめ|「選ぶ」だけで成果は変わる
交流会で成果が出ないとき、多くの人は「交流会は意味がない」と会そのものを疑います。けれど、その前に見直すべきは「どの会を選んだか」です。①どんな参加者が来るか、②決済者がどのくらいいるか、③参加費が安いか高いか。この3つの観点で見極めるだけで、出会いの質は大きく変わります。起業当初の私のように「安いから」で選ぶのをやめ、自分の目的に合った会を選ぶ。それだけで、交流会は今でも十分に有効な手段になります。
どの交流会に出るべきか、一緒に決めます
「自分の目的に合う会はどれか」「どこに時間とお金を使うべきか」は、一人で調べると迷宮入りしがちです。ノルツの起業支援では、目的の整理から会の選定、当日の動き方まで、実体験をふまえて伴走します。まずは気軽にご相談ください。
関連記事
交流会でつながるべき人の見つけ方|ギバーと志を持つ人
交流会が「意味ない」と感じる本当の原因|無差別な売り込みをやめる
起業初期に仲間を集める方法|交流会で「志」を語り続けた話
一人起業の孤独を抜けた方法|「客」ではなく「仲間」ができたとき
1000円の交流会から3万円の場へ|環境を変えると人脈が変わる
