起業は何から始める?

最初にやるべきことを、順番に整理する

「起業したいけれど、何から手をつければいいか分からない」。多くの人がここでつまずきます。このページでは、創業前にやるべきことを、流れに沿って一つずつ整理していきます。

起業を思い立ったとき、最初の壁になるのが「で、何から始めればいいの?」という素朴な問いです。情報を調べれば調べるほど、やるべきことが無数に出てきて、かえって動けなくなる。これは、起業準備中の人がほぼ全員ぶつかる、ごく自然なつまずきです。

大切なのは、すべてを同時にやろうとしないことです。起業準備には、おおまかな「順番」があります。ここでは、最初の一歩を踏み出すための流れを、3つのステージに分けて整理します。完璧を目指す必要はありません。まずは全体像をつかみましょう。

白紙のノートとペン、コーヒーカップが置かれた机

ステージ1:考え方を整理する(一番大事)

「なぜやるのか」を言葉にする

意外に思われるかもしれませんが、最初にやるべきは、登記でも資金集めでもありません。「自分はなぜ、この事業をやりたいのか」を言葉にすることです。ここが曖昧なまま進むと、後で必ず迷子になります。逆に、この軸さえ固まっていれば、その後の無数の判断に一本の筋が通ります。

難しく考える必要はありません。「誰の、どんな困りごとを、どう解決したいのか」。まずはこの問いに、自分の言葉で答えてみてください。これが、いわゆるMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の出発点になります。

「誰に売るのか」を具体的に思い描く

次に、あなたのサービスを使ってくれる相手を、できるだけ具体的に思い描きます。「みんな」を相手にしようとすると、結局誰にも届きません。たった一人の顧客の顔がはっきり浮かぶくらい具体的にすると、サービスの内容も、伝え方も、価格も、自然と決まりやすくなります。

やることリストを書き出して整理している手元

ステージ2:事業を具体化する

サービスの内容と価格を決める

考え方が整理できたら、それを具体的なサービスに落とし込みます。何を提供し、いくらで売るのか。創業期は、価格を安く設定しすぎて後で苦しくなるケースがよくあります。「自分の時間と価値に見合った価格か」を意識して決めましょう。最初から完璧でなくて構いません。小さく始めて、反応を見ながら調整していけば大丈夫です。

事業計画を、ざっくりでも書いてみる

事業計画というと身構えてしまいますが、立派な書類を作ることが目的ではありません。「どのくらい売れそうか」「いくらかかるか」「お金は回るか」を、自分の言葉でざっくり書き出してみる。これだけで、頭の中のもやもやが整理され、足りないものが見えてきます。融資を受ける場合には、この計画が必要になります。

サービスを「届ける」手段を考える

どんなに良いサービスでも、知ってもらえなければ始まりません。Webサイトを作る、SNSで発信する、知人に紹介してもらう——あなたの顧客に届く手段を考えます。最初から大きな広告は必要ありません。まずは「最初の一人」に届ける現実的な方法から考えましょう。

開業の書類と印鑑、ノートパソコンが並ぶ机

ステージ3:お金と手続きを準備する

開業の形を決める(個人事業 or 法人)

事業の形が見えてきたら、個人事業主として始めるか、法人を設立するかを検討します。それぞれに税金・信用・手続きの面でメリット・デメリットがあります。迷ったら、税理士や起業支援の専門家に相談するのが確実です。一人で調べて結論を出そうとすると、ここで止まってしまいがちなポイントです。

必要なお金を見積もり、資金を準備する

事業計画書を見ながら電卓で資金を計算する手元

開業にいくら必要で、当面の運転資金がどれくらいいるかを見積もります。自己資金で足りない場合は、日本政策金融公庫の創業融資や、各種補助金・助成金といった選択肢があります。資金調達は早めに動くほど選択肢が広がります。「どこに何を相談すればいいか分からない」という方は、この段階こそ専門家に伴走してもらうと安心です。

各種の届出・手続きを済ませる

開業届の提出、銀行口座の開設、必要な許認可の取得など、事務的な手続きを進めます。一つひとつは難しくありませんが、抜け漏れがあると後で困ります。チェックリストを作って、順番に潰していきましょう。

全部を、一人で抱えなくていい

起業家とアドバイザーが笑顔で相談している様子

ここまで読んで、「やっぱりやることが多い」と感じたかもしれません。でも、安心してください。これらを全部、一人で完璧にこなす必要はないのです。実際、多くの起業家が、要所要所で誰かに相談し、伴走してもらいながら進めています。

とくに「考え方の整理(ステージ1)」と「お金の準備(ステージ3)」は、相談相手がいるかどうかで進みやすさが大きく変わるところです。ひとりで悩んで止まってしまうより、早めに伴走者を見つけたほうが、結果的に近道になることも多いものです。

「何から始める?」の答えは、一緒に見つけられます

ノルツの起業支援は、まさにこの「何から始めればいいか分からない」状態の方に伴走しています。考え方の整理から、事業の具体化、資金調達の準備まで、あなたの状況に合わせて一緒に進めます。まずは気軽に、今の状況をお聞かせください。

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